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オーナメントのフレーム

今年最後の月に入りました。「十二月」や「師走」という言葉の響きだけで、同じはずの
一日の長さが短くなったように感じてしまいます。乾燥した空気にも、冷たい雨にも、
冬のただ中にあることを実感する今日この頃です。
tyvnfofo9c8c298fd.jpg
最初にオーダーのお話を頂戴いたしましてから完成まで二ヶ月ほどの時が経ちました。
私にとりまして、得難い経験に恵まれ、忘れられない制作となりました。
tyvnfofo5ebc549.jpg
 ご家族のイニシャルをステッチいたしました
 ミニオーナメントを額に収め、台紙代わりの
 リネンにもステッチを、とのご希望を伺いました
 ところから始動いたしました制作は、
 ありがたい助言や幸運、そして何よりも
 お客さまのセンスに支えられて進んでまいり
 ました。

「たくさんの絵を飾れる」というのもテーマのひとつに掲げて建てられたおうち。
北欧テイストでまとめておられるリビングの「この壁に」と送ってくださったお写真には、
すっきりと洗練された、でもあたたかな佇まいが映っていて、このゆったりとした
空間に飾っていただける幸せをかみしめたことでした。

額のタイプやサイズの選定やオーナメントの配置、マットの幅などなど、すべての
バランスがうまくおさまるように、ご意向を伺いながら、(おこがましい限りですが)
ご提案を差し上げながら、ひとつひとつのピースを埋めるように進んでいきました。
洋書の一ページを示してご希望をお伝えくださるなど あたたかなご協力もいただき、
お客さまの中にございますイメージに近づき、具体化していくことができました。
tyvnfofo0f3e26be.jpg
今年に入ってご縁があり伺っておりますフレームのお店の方々にも大変お世話に
なりました。お電話で、店頭で、プロならではの的確なアドバイスをいただきました。
また、サンプルの中から選んだマット紙の色が、実は廃番だったのですが、バックヤードに
探しにいらしてくださり「最後の二枚がちょうどありました!! よかったです!!」と
我がことのように喜んでくださいました。

少し深さのある額ですので、オーナメントやマットの陰影も奥行きや立体感を感じさせて
くれます。以前作りました色見本のフレームと同じシリーズです。

フレームの中のデザインは、お客さまのご希望で「ミニミトンはお誕生月」「ミニソックスは
大切なことば」です。ご家族の皆さまのイニシャルをステッチしたミニオーナメントの
下に、それぞれのフェルトの色に合わせた刺繍糸でステッチいたしました。
tyvnfofo9958ecc4.jpg  tyvnfofo4b67828.jpg  
タイトルと「大切なことば」については、いくつか候補を挙げて、イギリス人の友人に選んで
もらいました。お客さまが意図しておられるのはこういうことなのだけれど、どちらの単語が
よりニュアンスとして近いかしら、など尋ね、彼女が 自然で洗練された英語を選んで
くれました。

タイトルの罫線はいろいろと悩んだのですが、拝見したリビングのお写真やこのフレームの
雰囲気に合わせ、両端のみデコレーションしたシンプルなデザインにいたしました。

tyvnfofo9f156c96.jpg  tyvnfofo4d4daf05.jpg
下のほうにステッチしましたフレーズは、お客さまのご希望で、私がお選びしました。
とても迷ったのですが、私自身が大切にしている言葉の中から、それぞれのフレームの
テーマと響き合うものに決めさせていただきました。

tyvnfofo5b8dea5bc.jpgPax intrantibus, Salus exeuntibus,
Benedicto habitantibus.
「来たるものにやすらぎを、去りゆくものに幸せを、
住まうものに祝福を」

以前、記事に書かせていただきましたが、ドイツの
古城の壁に刻まれているというラテン語。人として、
そして作り手として、いつも心の軸としたいと
思っている言葉です。Pax intrantibus, Salus
exeuntibusまでをステッチすることが多いのですが、
今回は額とのバランス、そして何よりも、ご家族に
ふさわしいフレーズでもあり、全文を刺繍いたしました。

tyvnfofof70d54d7a9.jpg
 We can do no great things; only small things
 with great love.

 このマザーテレサの言葉も、私に手を差し
 伸べてくれる大事な言葉です。お客さまが
 挙げてくださった五つの単語と共鳴し、
 美しい波紋を広げながら、この言葉に集束して
 いくように思い、静かな感動を覚えながら
 ステッチいたしました。



概算で、リネンの内寸は測ってマットのカットをお願いしておりましたが、オーナメントや
ステッチの位置の計算や微調整に、私なりに心を砕いて取り組みました。額全体として
よいバランスとなるよう、何度も計算し、一目上下左右にずらして確認する作業を経て、
ステッチに入りました。今年何度も繰り返し読んだ本にございました「大工には
次のような格言がある。『二度測って、一度で切る』」を思い出しました(私は未熟なので、
「十数回測って、一度に刺す」となりましたが・・・)。

tyvnfofofd8137fd9.jpg制作の途中で気づいて心がほんのりとあたたく
なったことがありました。ご主人さまの
オーナメントのチョコブラウンが額縁と、お客さまの
オーナメントのミルクティがマットと同系色で
つながっているいうことでした。まるで、お二人が
ご家族をあたたかく包み、守っておられる象徴の
ようで、そんな偶然も幸せを呼んでくれました。


今 住んでおりますところはピクチャーレールがなく、我が家では こんなぎゅうぎゅうな感じの
写真になってしまいましたが・・・お客さまのおうちの広い壁に対称に飾っていただきましたら
額たちもきっとのびのびとして喜ぶことと思います。(約45cm x 38cm x 3cm)
tyvnfofoa92f6f0.jpg

 サイズもかなり大きく、ガラスも入っております
 ので、入念に入念に梱包をして発送いたし
 ました。宅配業者の窓口の方もさらに厳重に
 包んでくださいましたが、無事にお手元に
 お届けできますよう祈るような気持ちです。


このたびたまわりましたオーダーは、お客さまに「世界でたったひとつ」のフレームを
お届けすることでしたが、私自身にとりましても大切な、かけがえのない制作となりました。
素敵なアイディアで 新しい場所に連れていってくださいましたこと、あたたかなご注文に
重ねてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。


tyvnfofof59a126.jpg  tyvnfofo879aacf1.jpg
先日求めましたポット。コーヒーをドリップするためにデザインされたもので、
極細の注ぎ口やお手入れしやすい形状・素材に惹かれ、今まで愛用して
いたポットが卒業を余儀なくされた時期とも重なって購入しました。
今までのポットもドリップしやすかったはずなのですが・・・落とすお湯を
ここまでコントロールできるのだ!と感激の一品でした。同じコーヒー豆でも
一層おいしく感じられます(先入観???)。ますますお茶の時間が楽しみに
なりました。

tyvnfofo7df7359d5.jpg
徒歩で片道30分の道のりも、目的地が図書館ですと勝手なもので・・・
気にならないのは不思議です。その上、まぶしい陽射しや 図書館の入り口で
迎えてくれた美しい紅葉に、偶然見つけたおいしいケーキやさんに・・・足取り軽い
帰り道でした。

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