ブローチとヘアゴム
大寒が過ぎ、次の節気が立春と聞きますと、冷たい風が吹く中でも、春の兆しに
目を凝らし、耳を澄ましたくなります。

学生時代の友人たちの集まりに誘われ、ちょうど夫の出張と重なっていたことも
あって、帰省してまいりました。
目を凝らし、耳を澄ましたくなります。

学生時代の友人たちの集まりに誘われ、ちょうど夫の出張と重なっていたことも
あって、帰省してまいりました。
友人宅で開催されたミニ演奏会。ピアノ、ヴァイオリン、チェロのアンサンブルを贅沢な
席で堪能させてもらいました。弦楽器は音を出せるようになるだけでも大変だと聞きますが、
数年前に趣味で始めたとは思えない演奏に拍手喝采でした。
夫には「じゃあ、(dorico)はカスタネットで参加するん?」と冷やかされましたが、私は披露
できる芸は何もなく・・・ 心ばかりの品を作って持ってまいりました。

心和む演奏を披露してくれた 幼稚園生のかわいいお嬢さんたち。一番高くしたチェアに
ちょこんと座り、グランドピアノが一層大きく見えてほほえましかったです。

二人とも一番好きな色はピンクと聞き、とても迷った
のですが、RaniaとPhoebeを選んでヘアゴムを
作りました。太目のゴムはリバティとイニシャルの
ステッチ、細めのゴムは三つ編みのときなど用の
対にしてみました。
友人たちには、ブローチセットを準備しました。

Patrick Gordonはネイビーとベージュ。
ネイビーにはグレー、ベージュには少しくすんだ
淡い水色で、花芯や葉っぱの一部が彩られて
います。Maddsieとよく似た すっきりと洗練された
構成や色使いで、一目ぼれしたリバティです。
ステッチは金平糖のような幾何学模様を
ツートーンで刺しました。

Laurenはピンクとブルー。
どちらのLaurenも同系色でいくつかの色を
含んでいるのですが、その中からメインと
サブの二色を選びました。
ブルーはスモーキーブルーとネイビー、
ピンクは少しオレンジがかったピンクと
チョコブラウンです。

June's Meadowは、奥からピーチピンク、
ネイビー、ローズピンク。
このリバティも、美しい地色に お花や葉っぱが
白く浮かび、絶妙なバランスでさまざまな色の
雫が落とされています。
こちらの三点は、メインの地色に合わせた
刺繍糸はクロスステッチで、ブローチに仕立てた
部分に含まれている他の差し色はラインステッチで、
同じ方向に並べ、ひとつの縞のようなデザインに
仕上げました。

シンプルなデザインですが、配置や色の並べ方、
分量などに気を配りながら、組になるリバティと
共通する雰囲気が出せるように心がけたつもりです。
差し色となる刺繍糸を選びながら、ピーチピンク
ローズピンク・ネイビーそれぞれ 地色とそろえた
色展開がされていることを目の当たりにし、とても
勉強になりました。


「せーのーで、で指さそう!」「ちょっと待って。
持ってるお洋服を考えるから・・・」「重なるかも
しれへんから第二希望も決めとこ~」など、
私には嬉しすぎるやりとりののち、受け取って
もらえました。

ヘアゴムをつけたかわいい写真を送ってくれたり、さっそく
着けているよと知らせてくれたり・・・ ちいさなものですが
喜んでもらえたのかな・・・と幸せな気持ちに満たされました。
進路は別々でしたし、今していることも状況もそれぞれですが、
多感な時期を一緒に過ごし、たくさんの思い出を共有している
安心感はとても大きいです。そして、それぞれの「今」をしっかり
歩いている幸せな みんなの顔に、エネルギーをわけてもらった
ような一日でした。

あふれる いろいろな気持ちをこめて、友人に送りました。桜が咲くころのことを
思って、春を運んでくれるようにと願って、作った百羽鶴とちょうちょブローチです。

一月十七日。二十年目の今年は久しぶりに実家で迎えました。思い出す笑顔は
二十年前でとまっていますが、空の上でも たくさんの人たちに囲まれて
明るく笑っている姿が目に浮かびます。両親と三人で、尽きない思い出話を
して過ごしました。そんな私たちの姿も、遠くから微笑んで見守っていてくれたの
かもしれません。
席で堪能させてもらいました。弦楽器は音を出せるようになるだけでも大変だと聞きますが、
数年前に趣味で始めたとは思えない演奏に拍手喝采でした。
夫には「じゃあ、(dorico)はカスタネットで参加するん?」と冷やかされましたが、私は披露
できる芸は何もなく・・・ 心ばかりの品を作って持ってまいりました。


心和む演奏を披露してくれた 幼稚園生のかわいいお嬢さんたち。一番高くしたチェアに
ちょこんと座り、グランドピアノが一層大きく見えてほほえましかったです。

二人とも一番好きな色はピンクと聞き、とても迷った
のですが、RaniaとPhoebeを選んでヘアゴムを
作りました。太目のゴムはリバティとイニシャルの
ステッチ、細めのゴムは三つ編みのときなど用の
対にしてみました。
友人たちには、ブローチセットを準備しました。

Patrick Gordonはネイビーとベージュ。
ネイビーにはグレー、ベージュには少しくすんだ
淡い水色で、花芯や葉っぱの一部が彩られて
います。Maddsieとよく似た すっきりと洗練された
構成や色使いで、一目ぼれしたリバティです。
ステッチは金平糖のような幾何学模様を
ツートーンで刺しました。

Laurenはピンクとブルー。
どちらのLaurenも同系色でいくつかの色を
含んでいるのですが、その中からメインと
サブの二色を選びました。
ブルーはスモーキーブルーとネイビー、
ピンクは少しオレンジがかったピンクと
チョコブラウンです。

June's Meadowは、奥からピーチピンク、
ネイビー、ローズピンク。
このリバティも、美しい地色に お花や葉っぱが
白く浮かび、絶妙なバランスでさまざまな色の
雫が落とされています。
こちらの三点は、メインの地色に合わせた
刺繍糸はクロスステッチで、ブローチに仕立てた
部分に含まれている他の差し色はラインステッチで、
同じ方向に並べ、ひとつの縞のようなデザインに
仕上げました。

シンプルなデザインですが、配置や色の並べ方、
分量などに気を配りながら、組になるリバティと
共通する雰囲気が出せるように心がけたつもりです。
差し色となる刺繍糸を選びながら、ピーチピンク
ローズピンク・ネイビーそれぞれ 地色とそろえた
色展開がされていることを目の当たりにし、とても
勉強になりました。



「せーのーで、で指さそう!」「ちょっと待って。
持ってるお洋服を考えるから・・・」「重なるかも
しれへんから第二希望も決めとこ~」など、
私には嬉しすぎるやりとりののち、受け取って
もらえました。

ヘアゴムをつけたかわいい写真を送ってくれたり、さっそく
着けているよと知らせてくれたり・・・ ちいさなものですが
喜んでもらえたのかな・・・と幸せな気持ちに満たされました。
進路は別々でしたし、今していることも状況もそれぞれですが、
多感な時期を一緒に過ごし、たくさんの思い出を共有している
安心感はとても大きいです。そして、それぞれの「今」をしっかり
歩いている幸せな みんなの顔に、エネルギーをわけてもらった
ような一日でした。

あふれる いろいろな気持ちをこめて、友人に送りました。桜が咲くころのことを
思って、春を運んでくれるようにと願って、作った百羽鶴とちょうちょブローチです。


一月十七日。二十年目の今年は久しぶりに実家で迎えました。思い出す笑顔は
二十年前でとまっていますが、空の上でも たくさんの人たちに囲まれて
明るく笑っている姿が目に浮かびます。両親と三人で、尽きない思い出話を
して過ごしました。そんな私たちの姿も、遠くから微笑んで見守っていてくれたの
かもしれません。
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