ピアス
強い風に吹き上げられた桜の花びらが、我が家のバルコニーにも舞い落ちてきて
います。来週は「花散らしの雨」の予報もあり、今年の桜も駆け足で通り過ぎ、
北上していきそうです。

季節を少し先取りするようなオーダーを、おしゃれなお客さまから頂戴いたしました。
います。来週は「花散らしの雨」の予報もあり、今年の桜も駆け足で通り過ぎ、
北上していきそうです。

季節を少し先取りするようなオーダーを、おしゃれなお客さまから頂戴いたしました。
「ヨット」と「錨」というお題をいただきましたので、図案を描くため、少しお時間を
頂戴いたしました。

調べてみましたら、一口にヨットと
申しましても多種多様で、それぞれに
魅力的な造形美を有することに感じ入り
ました。が、直径15ミリのちいさな円に
おさめるという条件もあり、いくつか描いた
候補の中からこちらの図案を選びました。
色合いは、ご提案差し上げて喜んで
くださったトリコロールです。(イニシャルも
帆に描いてみました。)

錨の図案は、ヨットほど難航しなかったのですが、
鎖の部分で迷いました。錨と同じクロスステッチ、
ラインステッチと試作し、最後に試したチェーン
ステッチに落ち着きました。絡んでいる様子や
鎖の雰囲気もうまく表現できていたらいいなぁと
思っております。

リネンやモチーフのお色につきましても、ご希望を
お聞かせいただき、できる限りお心に添ったものを
お届けできればと思っております。リネンの地色と
刺繍糸との相性、刺繍糸同士の相性もあり、あまりに
同化してしまいます場合などは別のご提案を
させていただいておりますが、お客さまとキャッチ
ボールを重ねながらゴールを目指す制作を心がけて
おります。
もう一点は、ベージュリネンにチョコレート色でイニシャルをステッチしたピアスです。

以前お届けいたしましたフェルトのピアスをお気に召してくださり、今回は同じ
デザインをリネンに、とのオーダーでした。同じ図案でも、生地の質感やお色、
刺繍糸のお色によって、違った雰囲気が生まれました。

今回のピアスパーツはシルバーカラーでとのご希望でしたので、チャーム部分も
含めてシルバーカラーで統一いたしました。ヨットや錨といったマリンテイストの
モチーフには特に好相性のように思います。(こちらのフープタイプのピアスは、
ポスト部分がチタン素材です。)

このたびたまわりましたご縁も、私にとりまして
思い出深い、幸せな時間をもたらしてくれました。
上質なリネンならではの 奥行のある上品な
色合い。ご満足いただき、これからの季節、
これらのちいさなピアスがお耳元で揺れ、
さわやかな風を起こしてくれますよう、願って
おります。本当にありがとうございました。

図案サンプルで作っておりました二点は、自分用のミニブローチに仕立てました。
まだ寒さ厳しいころ、かなりのフライングで購入した 少し光沢のあるデニム色のワンピースに
ぴったりで、こうしてセットしての外出が今から楽しみです。
今週は、夫の出勤前に、二人で早朝の桜散歩を楽しみました。斜めから射しこむ朝の光が
優しく美しく照らす桜並木を、ほとんど独り占めという贅沢な時間でした。

自宅近くの桜並木は、開花の進み具合やお天気の様子を見ながら、毎日でも通える
のがよいところです。昨年の反省を活かして、少しはいい写真が撮れた・・・はずなの
ですが・・・やはり桜は本当に難しいです。
左の写真は、薄い花びらが和紙のように淡く透けた、まるで水墨画のような美しさに
魅入られて逆光で撮ったものです。

桜を見上げると、空を桜色に染めるような満開のときであっても、夢のような幸せと
同時に、ひとしずく落とされたせつなさも胸に広がります。「もう少し長く楽しませてほしい」と
いう願いを一身に受けながら、開花から花吹雪まで あっという間に走る抜ける潔さゆえ
かもしれません。そして、桜がつぼみの中にすでに宿している「終わり」を、自分たち
人間とも重ねてしまう特別な花だからなのかもしれません。
今年の桜もきっと、たくさんの思い出を載せて咲き、散るのでしょう。満喫なさった
方々も、これから楽しみになさっておられる方々も、どうぞお元気で、よい週末を
お過ごしくださいませ。
頂戴いたしました。

調べてみましたら、一口にヨットと
申しましても多種多様で、それぞれに
魅力的な造形美を有することに感じ入り
ました。が、直径15ミリのちいさな円に
おさめるという条件もあり、いくつか描いた
候補の中からこちらの図案を選びました。
色合いは、ご提案差し上げて喜んで
くださったトリコロールです。(イニシャルも
帆に描いてみました。)

錨の図案は、ヨットほど難航しなかったのですが、
鎖の部分で迷いました。錨と同じクロスステッチ、
ラインステッチと試作し、最後に試したチェーン
ステッチに落ち着きました。絡んでいる様子や
鎖の雰囲気もうまく表現できていたらいいなぁと
思っております。

リネンやモチーフのお色につきましても、ご希望を
お聞かせいただき、できる限りお心に添ったものを
お届けできればと思っております。リネンの地色と
刺繍糸との相性、刺繍糸同士の相性もあり、あまりに
同化してしまいます場合などは別のご提案を
させていただいておりますが、お客さまとキャッチ
ボールを重ねながらゴールを目指す制作を心がけて
おります。
もう一点は、ベージュリネンにチョコレート色でイニシャルをステッチしたピアスです。


以前お届けいたしましたフェルトのピアスをお気に召してくださり、今回は同じ
デザインをリネンに、とのオーダーでした。同じ図案でも、生地の質感やお色、
刺繍糸のお色によって、違った雰囲気が生まれました。

今回のピアスパーツはシルバーカラーでとのご希望でしたので、チャーム部分も
含めてシルバーカラーで統一いたしました。ヨットや錨といったマリンテイストの
モチーフには特に好相性のように思います。(こちらのフープタイプのピアスは、
ポスト部分がチタン素材です。)

このたびたまわりましたご縁も、私にとりまして
思い出深い、幸せな時間をもたらしてくれました。
上質なリネンならではの 奥行のある上品な
色合い。ご満足いただき、これからの季節、
これらのちいさなピアスがお耳元で揺れ、
さわやかな風を起こしてくれますよう、願って
おります。本当にありがとうございました。


図案サンプルで作っておりました二点は、自分用のミニブローチに仕立てました。
まだ寒さ厳しいころ、かなりのフライングで購入した 少し光沢のあるデニム色のワンピースに
ぴったりで、こうしてセットしての外出が今から楽しみです。
今週は、夫の出勤前に、二人で早朝の桜散歩を楽しみました。斜めから射しこむ朝の光が
優しく美しく照らす桜並木を、ほとんど独り占めという贅沢な時間でした。


自宅近くの桜並木は、開花の進み具合やお天気の様子を見ながら、毎日でも通える
のがよいところです。昨年の反省を活かして、少しはいい写真が撮れた・・・はずなの
ですが・・・やはり桜は本当に難しいです。

左の写真は、薄い花びらが和紙のように淡く透けた、まるで水墨画のような美しさに
魅入られて逆光で撮ったものです。


桜を見上げると、空を桜色に染めるような満開のときであっても、夢のような幸せと
同時に、ひとしずく落とされたせつなさも胸に広がります。「もう少し長く楽しませてほしい」と
いう願いを一身に受けながら、開花から花吹雪まで あっという間に走る抜ける潔さゆえ
かもしれません。そして、桜がつぼみの中にすでに宿している「終わり」を、自分たち
人間とも重ねてしまう特別な花だからなのかもしれません。
今年の桜もきっと、たくさんの思い出を載せて咲き、散るのでしょう。満喫なさった
方々も、これから楽しみになさっておられる方々も、どうぞお元気で、よい週末を
お過ごしくださいませ。
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